2011年度から北大が導入した総合入試制度。この制度によって、より勉学に力を入れる学生が増えた一方、部活を選ぶ学生が少なくなったようです。「ラグビー続けたいけど、行きたい学部行くには部活をしている暇がない」、「勉強以外のことをする余裕が無い」等々。ですが、部活に入る=勉強が危うくなる、 というのは間違いだという事をこのページで知ってもらおうと思います!
○今年の総合入試(新2年目)結果
総合入試者の平均移行点2.794
この数字は、文系の学部や工学部、水産学部ならほとんどの学科に移行できる点数です。また今年の新2年目は総合理系から人気学部である農学部に5人進学出来ました。
○総合入試の感想
・総合文系の久枝 皓雅君の場合
僕は北海道大学の農学部に行きたかったのですが、前期で直接入学する手段がなかったため止むを得ず総合入試で入学しました。
体育会のラグビー部に入りながら農学部を目指すのは難しいと思って、当初はラグビー部に入部するのを諦めていました。でも、ラグビー部で総合理系から農学部に進学した先輩がいたことと、同学年の入部を決めた人たちの多くが総合理系の農学部志望だったことから意を決して入部する事にしました。
入部してみると、先輩から成績評価の良い授業やテストの情報が聞けたり、過去問が貰えたりと様々なサポートを受ける事ができたので、ラグビー部に入部したことによって勉強する環境が悪くなったとは感じなかったです。中でも、一番ラグビー部に入って良かったと思ったのは同期のチームメイトとの助け合いがあったことです。
実際、僕は前期でインフルエンザにかかり一週間学校を休んでしまったこともあり、前期では思うような成績がとれず志望の学部への進学は絶望的でした。でも、同期のチームメイトが勉強を教えてくれたり、先生が被っている授業があればテスト問題の傾向を教えてくれたりと様々な形でサポートをしてくれたので後期は望んでいた成績を修めることが出来ました。これはサークルよりも深い付き合いがある部活動ならではのことだと思います。
僕の周りをみても成績が良い人は学業以外の事にも色々と取り組んでいた人が多いです。勉強のために他を犠牲にするのではなく、僕たちと一緒に文武両道を目指しませんか。
・総合理系の吉原 光さんの場合
私は総合理系で北大に入学しましたが、秋頃まで自分のやりたい事がわからず、学部をなかなか決められませんでした。しかし、ラグビー部にいる様々な学部に所属する先輩方の話を聞き、それがきっかけで自分が大学で勉強したい事を見つけることが出来ました。
部活をしていると勉強時間が少なくなり、良い成績が取れないのではないかと思われがちですが、そうではないと思います。実際、私の年目には3.9近いGPAを叩き出した人もいます。単位や良い成績の取りやすい授業を教えて貰ったり、授業のノートやデータ等を見せて貰える点では、部活をしていない人よりも有利であると言えます。さらに、進路の相談や先輩のツテを頼って研究室訪問をすることも出来るので、移行する学部で悩んでいる人の手助けにもなります。
総合理系という入試制度では一年次の成績が重要になりますが、それが理由でラグビー部に入ることを諦める必要はありません。私達と一緒に頑張りましょう!
○ラグビー部入部すると・・・?
・先輩に実際の学部の勉強内容や進路について気軽に相談することができる!
ラグビー部には医学部医学科以外すべての学部に部員がいます。(院生も含む)
・テストの過去問が入手できる!
大学のテストでは、毎年同じような問題がでる授業が多いので過去問を入手することは、良い成績への近道であること間違いなしです。
・先輩から教科書がもらえる!
大学の教科書は高価なものが多いので、これを無料で手に入れることは一人暮らしの人にとって大変嬉しいことです。特にラグビー部には過去にとらわれない人が多いので、惜しげもなく後輩に教科書をあげるでしょう(笑)
教科書を広げていると、先輩方が助けてくれることも!
・単位のとりやすい授業や良い成績のとり方が聞ける!
大学の授業内容は教授によって大きく差があり、成績評価も教授によってさまざまです。だからこそ先輩から聞ける授業の情報はとても重要です。
・総合入試仲間ができる!
同期に総合入試の人がいると、情報交換ができたり、一緒に勉強をがんばったりすることができるので一人でがんばるよりも良い成績がとれるはずです。
クラス以上の強い繋がりがある同期がいるのは心強いです!
・部活を気にせず取りたい授業がとれる!
総合入試に限らず、ラグビー部は大学生の本分は勉学にあると考えているので、平日の練習が授業とかぶった場合は授業を優先することができます。
いかがでしたでしょうか?部活に入っても、いえ入ってこそ総合入試制度を乗り越えられることが出来るのです。このページを読んで下さった新入生の皆さんの不安を少しでも和らげられたなら幸いです。是非一緒にラグビーをやりましょう!
文責・構成:北澤・三好