試合経過


前半　札幌大学キックオフ

12分　北海道大学　札大陣22m内ラインアウトからモールを押し込み橋本が押さえトライ
　　　　　　　　　　　　 神田のコンバージョンキック失敗

31分　北海道大学　竹原→稲田

38分　北海道大学　PG失敗後のドロップアウトから古井がカウンターで抜けトライ
　　　　　　　　　　　　 平松のコンバージョンキック失敗

40分　北海道大学　田口→坂


後半　北海道大学キックオフ

０分　北海道大学　森→久野

15分　北海道大学　古井→倉西

16分　北海道大学　ペナルティからFWがポイントサイドを連続攻撃、小田原がトライ
　　　　　　　　　　　　 平松のコンバージョンキック失敗

25分　北海道大学　敵陣スクラムから連続攻撃、ラックから梅田が持ち出しトライ
　　　　　　　　　　　　 平松のコンバージョンキック成功

　　　　　　　　　　　　 小田原→安藤　

37分　北海道大学　稲田→新田（出血）


＜コメント＞

　前日からの雨と強風という悪条件の中、野幌グラウンドで第四節の札幌大学戦が行われた。

　前節の酪農学園大学戦で出たキックチェイスの課題を克服できるか、加えてFWとBKを上手く組み合わせてトライが取れるか。そこに焦点を当てて試合に臨んだ。

　試合は前半から、北大ペースで進んだ。しかし、モールでトライを取って以降、自分達のミスでトライを取れず、前半終了間際にカウンターからトライを取るまでの間は苦しい試合展開となってしまった。結局、後半もラインアウトミスなどでリズムに乗れず、22対0というロースコアの結果になった。
　
　FWとBKを上手く組み合わせて攻めるという目標を達成せきたとは言い難い。しかし、この天候を考えるとFWにこだわるという選択は正しかったのではないかと思う。この一週間で再度、調整していきたいと考えている部分である。

　逆にキックチェイスについては、前節とは見違えるように良くなったと思う。何より、一人一人がチェイスするという意識が格段に上がった。それが、完封という結果に繋がったと考える。道都大学もカウンターを得意とするフルバックとウィングがいるが、この意識を80分間保ち続けることができれば、必ず止まるはずだ。どこにボールが落ちようとタッチに出ようとも、絶対にカウンターで来るという意識を持って、試合をしよう。相手は必ず蹴りあいにせず、カウンターに来る。タッチに出たらクイックで入れてくる、そこを潰そう。

　いよいよ最終節。ここ数年、僅差の勝負を繰り広げている道都大学戦。最後は気持ちの勝負になる。

　グラウンドに立つ15人、ダークグリーンを着る22人、そして部員、マネージャー、全員が「勝つ」という意識をもって、試合に臨もう。

　俺たちは強い。自身を持って戦おう。今年ほど、競争の激しかった年はない。選ばれた選手は自信を持ち、他の出られない部員、マネージャーの仲間達、練習の台になってくれるOB方、応援してくれるOBやファンの方への思いをしっかりと自分のプレーで表そう。

　最後に、一点だけ。自分の役割を果たそう。九大戦後、反省で出た「役割」。周りの事まで考えすぎない。ピラーならピラーの、ワンならワンの役割を果たし、深追いしない etc。そのためにも、仲間を信頼しよう。そして、信頼されるプレーをしよう。それが出来た時、北大は絶対負けない。

　この一週間、練習で、もう一回り成長しよう。まだまだ北大は強くなれる。絶対に勝って、東北に行こう。

　文責：橋本　翔一


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