試合経過

前半　北大ＫＯ

０３分　北大　　敵陣右ラインアウトから左展開、３次で加藤に飛ばし左隅にトライ　Ｇ×
（西明５分〜１１分　田嶋の出血一時交代）
３２分　北大　敵陣ペナルティーから３次攻撃で中島がＤＦラインの裏へゴロパント。
　　　　　　　　　　これを加藤が抑えてトライ　Ｇ×

後半　酪農ＫＯ

１０分　酪農　自陣ラインアウトから１直でトライ　Ｇ○
２９分　北大　敵陣ペナルティーからＦＷ直、２つ目のポイントサイドをついてトライ　Ｇ×
４０分　酪農　１５番が突破後得たペナルティーから左に回されトライ　Ｇ×






　（コメント）

　インカレ初戦。非常に大事な試合を、僅差の勝利。辛勝だった。まず、勝てて本当によかった。悪い流れに飲み込まれ、逆転されるという最悪の結果も考えられただけに、なんとか次につながったという感じである。

　今回の試合で、うちのチームに早急に必要な改善点は、『トライを取りきること』に尽きると思う。前半、敵陣でのプレーが続くなかで、アタックでのラッシュが見られなかった。ＦＷがポイントサイドにこだわるでもなく、ＢＫがサインプレーで決めてやるというでもなく、淡々とプレーしてしまった。特に敵陣２２ｍに入ってからの執念がまったく感じられなかった。各自がトライを取ってやるという執念を持つことから始まり、チームの共通意識として「トライを取って帰るんだ」という意気込みを持つようにしなくてはならない。こういう執念とか泥臭さがまだまだ足りないし、それを持つことで、アタック・ディフェンス両面で大きな力になるし、チームがもっといい方向へ変わると思う。

　他にも、キックミスやタックルミスといった流れを手放すミスもあったが、それ以上に今回はトライを取りきれなかったことが苦戦を招いた原因だった。自分は、SOとして、試合中にそういった点を修正できなかったことを、非常に後悔している。ただ、ここで苦しい経験ができたことをプラスに考え、今後の糧としてこれからに活かしていきたい。

 　最後に、２２人のメンバーに選ばれている人は、ダークグリーンに恥じないようなひたむきなプレーをもっとしてもらいたい。もっと、声出して、必死になって走って、懸命にタックルしよう！ここまできたら、目の前の一つ一つをどれだけ真摯に、精一杯取り組めたかが今後の勝敗を分けると思う。だからこそ、常日頃の練習はもちろん、自主練やウエイト・ロングなどできることをそれぞれがやっていくことが大事だと思う。そして、一つ一つ勝利を積み重ねて、今年こそ北海道で優勝できるよう、チーム一丸となって頑張っていこう！



　　　文責：中島篤